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トレンドメイク破産でサイト・ドメイン・メールが使えなくなった方へ

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トレンドメイク破産でサイト・ドメイン・メールが使えなくなった方へ

株式会社トレンドメイクの破産手続開始決定から、半年が経ちました。

管財人からの書類は届いたものの、何から手をつければいいか分からないまま今日まで来てしまった、という方もいらっしゃると思います。

2026年8月31日には大阪弁護士会による無料電話相談「トレンドメイク被害110番」が実施され、被害を訴える事業者が相次いでいる状況が報道されました。

この相談会は1日限りの実施で、専用ダイヤルはすでに終了しています。

この記事では、2026年9月時点で何ができて、何を急ぐべきなのかを、ホームページ制作会社の立場から整理します。

なお、あそびラボは破産管財人および破産手続きとは一切関係がありません。

管財人からの業務の引き継ぎを受けた事実もなく、あくまで一制作会社としての情報整理です。

いま何が起きているのか(事実の整理)

まず、確認できている事実を時系列で整理します。

これまでの経過
・2026年2月12日 株式会社トレンドメイク(大阪市中央区)が大阪地方裁判所より破産手続開始決定
・同日 関連会社の株式会社イクスループも破産手続開始決定
・2026年3月10日 現在利用されているドメインの移転について、管財人より告知
・2026年3月31日 ドメイン移管作業の詳細について、管財人より告知
・2026年4月27日 ホームページデータの移管について、管財人より告知
・2026年8月31日 大阪弁護士会が「トレンドメイク被害110番」を実施(終了)

破産管財人は浜田真樹弁護士(浜田・木村法律事務所)です。
最新の告知は管財人が開設した公式サイトに掲載されています。

2026年9月3日時点で、ドメイン移管申請の締切に関する告知は出ていません
現時点でも申請は可能と考えられますが、状況は変わり得ますので、必ず管財人の告知をご確認ください。

まだ何もしていない方が、最初にやること

半年間、手をつけられなかった方が最初に確認すべきことは1つです。

自分が「債権者」として認識されているか

ドメインに関する対応は、破産管財人から債権者として認識されている方が対象です。

管財人から一度も連絡が来ていない場合、そもそも名簿に載っていない可能性があります。
その場合は、まず自分が債権者であることを伝える必要があります。

管財人へ伝える情報
管財人が開設した窓口メールアドレス宛に、以下を送付します。

■ 屋号(会社名・店舗名)
■ 代表者氏名
■ 郵便番号
■ 住所
■ 電話番号
■ ドメイン名

※ 送付先アドレスは管財人の公式サイトに記載されています。最新の情報をご確認のうえ送付してください。

ここが済んでいないと、この先の手続きが一切進みません。
半年動けていなかった方は、まずここからです。

手続きは2種類あります

ここで、多くの方が混乱される点を先に整理しておきます。

今のホームページを使い続けたい場合、管財人への申込は2種類あり、それぞれ別の手続きです

2つの手続き
ドメイン承継の申込
→ 今のURL(ホームページの住所)を使い続けたい場合

ホームページデータ移管の申込(11万円)
→ 今のサイトの中身(文章・画像・WordPressの仕組み)を使い続けたい場合

どちらも必要な場合は、両方の申込が必要になります。

ドメインの手続きだけでは、ホームページの中身は移りません。
逆に、データ移管の手続きだけでは、URLとメールは守れません。

この2つが別物であることを押さえたうえで、それぞれ見ていきます。

ドメインの移管について

ドメインは、本来は事業者ご自身の資産です。
ただし登録名義がトレンドメイク社になっている場合、破産手続きの中で管財人が管理権限を持つことになります。

管財人が対応する範囲

管財人が告知している対応範囲は、明確に限定されています。

管財人の対応範囲
■ ドメイン移管に関して管財人が行うのは「AuthCode(オースコード)の提供」のみ
■ それ以外の移管作業は実施しない
■ 「お名前ID付け替え」などの個別対応は行わない
■ ドメインプロテクションのOFF、Whois情報公開代行の解除は実施済み
■ 移管承認は管財人が順次行っており、催促は控えるよう案内されている

※ 上記は管財人の告知に記載されている表現です。「ドメインプロテクション」「Whois情報公開代行」は、いずれも管財人側ですでに対応済みの設定であり、利用者側で何かをする必要はありません。

AuthCode(オースコード)とは、ドメインを別の管理会社へ移すために必要な認証コードのことです。

つまり管財人が行うのはこのコードを渡すところまでで、受け取った後の作業は、ご自身または依頼した業者が行うことになります。

移し先の選び方

お名前.comには、同じお名前.com内で管理者を変更する「お名前ID付け替え」という仕組みがあります。
ただしこの手続きは、現在の名義人側(今回の場合は管財人)が操作しなければ実行できません。

管財人はこの個別対応を行わない方針を示しているため、AuthCodeを使って移管する形になります
移し先としては、Xserver、さくらインターネットなどがあります。

移し先のアカウントは、AuthCodeを受け取る前に作っておくとスムーズです。
急ぐ必要はありませんが、準備しておくと慌てずに済みます。

移管の前に確認しておくこと
ドメインの有効期限
→ 期限が切れているドメインは移管できません。まず期限を確認してください。

移し先のアカウント
→ Xserver、さくらインターネットなど、移し先を決めてアカウントを作成しておきます。

完了までの期間
→ 承認は管財人側で行われるため、いつ完了するかは誰にも分かりません。

AuthCodeを受け取った後、実際にどう移管作業を進めるかについては、技術的な解説を公開されている方もいらっしゃいます。
ご自身で手続きを進められる方は、そうした情報もあわせてご確認ください。

ホームページデータの移管費11万円をどう考えるか

管財人より、ホームページデータの移管について案内が出ています。

データ移管の条件
■ 費用は1ドメインにつき11万円(税込)
■ 複数ドメインの場合は、ドメインごとに必要
■ 渡されるのはWordPress管理者のIDとパスワードのみ
■ 別サーバーへの引っ越し作業は、利用者側または依頼業者が行う

この11万円は管財人へ支払う費用であり、別のサーバーへ引っ越す作業費とは別です。
今のサイトを使い続けるには、管財人への手続きと引っ越し作業の両方が必要になります。

ここで判断が必要になります。11万円を払って既存サイトのデータを引き取るかどうかです。

判断の材料になること

(1)そのサイトは何年前に作られたものか

長期のローンで制作されたサイトの場合、公開から5年以上経過しているケースが少なくありません。
スマートフォン対応や表示速度の基準は、この5年で大きく変わりました。

(2)どのシステムで作られているか

WordPressで作られている場合はデータを引き継げますが、独自の管理システム(マナシス)が使われている場合、そのシステム自体は引き継げません。

(3)著作権の扱い

ホームページの著作権はトレンドメイク社に帰属するとされており、手続きを経ずに既存サイトをそのまま使い続けることは前提にできません。

誤解されやすい点
制作物の著作権を制作会社が持つこと自体は、業界では珍しくありません
→ デザインデータやプログラムの権利を制作会社が保有する契約は、一般的に行われています。それ自体が問題というわけではありません。

本当に確認すべきなのは、ドメインの名義です
→ 著作権とドメインの名義は別の話です。ドメインが自社名義でない場合、制作会社に何かあったときに連絡先ごと失うことになります。今回の件で最も多くの方が困っているのは、この点です。

データを引き取るか、新しく作り直すか。
どちらが正解ということはありませんが、11万円+引っ越し作業費を投じて5年前のサイトを維持するのか、その予算で作り直すのかという比較にはなります。

今サイトが表示されていても、安心はできません

「今もホームページが見えているから大丈夫」と思われている方もいらっしゃると思います。

ただし、現在のサーバーはトレンドメイク社名義で契約されているため、そのまま契約を続けることはできません。
いつまでも表示され続けるわけではないという前提で考えておく必要があります。

表示されているうちに、手元に残しておけるものを確保しておくことをおすすめします。

今のうちに手元に保存しておきたいもの
■ 掲載している文章(コピーしてテキストファイルに保存)
■ 写真・画像(スマートフォンやパソコンに保存)
■ ロゴのデータ
■ 料金表、メニュー、サービス内容などの情報
■ お客様の声、施工事例など、自社で用意した内容

※ 画面のスクリーンショットでも、何もないよりは残しておく価値があります

ご自身で用意した写真や文章は、新しくサイトを作るときにそのまま使えます。
手元にあるかないかで、その後の選択肢が変わります。

メールが使えなくなった場合

実務上、最も業務に支障が出ているのがメールです。

独自ドメインのメールアドレスは、ドメインとサーバーの両方が動いていて初めて使えます。
サーバーはトレンドメイク社名義の契約のため継続できず、契約終了の可能性があるとされています。

過去のメールが残せるかどうかの目安
OutlookやThunderbirdなどのメールソフトを使っていた場合
→ メールのデータがパソコン内に保存されていることが多く、サーバーが停止した後も引き続き見られる可能性があります。

ブラウザで見るWebメールだけを使っていた場合
→ メールがサーバー上にしかないため、停止後は見られなくなる可能性があります。
いま確認しておくこと
■ 過去のメールがパソコンやスマートフォンに残っているか
■ 取引先への連絡先変更を、どこまで済ませているか
■ 名刺・チラシ・請求書に印刷されているアドレスはどれか
■ 各種サービスの登録アドレスに使っていないか(ネットバンキング、SNS、業務システムなど)

特に注意が必要なのが最後の項目です。
パスワード再発行の通知先が使えないアドレスのままだと、いざというときにログインできなくなります
ドメインの移管を待つ間に、重要なサービスの登録アドレスだけでも変更しておくことをおすすめします。

なお、管財人の資料には過去のメールの移行についての案内はありません。
必ず残せるとは限りませんので、手元に受信済みのデータがあるかどうか、早めにご確認ください。

移管を待っている間も、営業は止められない

ここまでお読みいただいて、お気づきかと思います。
移管の承認は管財人側で順次行われるため、いつ完了するかを見通すことができません

その間、検索結果からは店舗情報が消えたままになります。
名刺やチラシに印刷したURLを見た方がアクセスしても、何も表示されません。
新しいお客様が会社名で調べても、情報が出てこない状態が続きます。

新しいサイトの公開に、元のドメインは必要ありません

ここで見落とされがちなのが、この点です。

別のドメインを取得して先に公開してしまえば、移管の完了を待たずに営業を再開できます
移管が完了した時点で、元のURLに切り替えればいいだけです。

作り込んだサイトである必要はありません。

まず必要な情報はこれだけです
・店名/医院名/会社名
・営業していることが分かる一文
・電話番号(スマートフォンからタップで発信できる形)
・住所と地図
・営業時間・定休日
・写真1〜2枚

会社名や店名で検索したときに、営業していることが分かり、連絡先と場所が確認できる。
待っている間は、この1ページがあれば十分です。

ドメインを取得してレンタルサーバーを契約し、1ページ作る。
Webの作業に慣れている方であれば、ご自身でも対応できる内容です。
まずは自分で試してみて、難しければご相談いただければと思います。

移管が完了した後に決めること

ドメインが戻ってきたら、次はサーバーとサイト本体の話になります。

サーバーをどこにするか

あそびラボでは、エックスサーバーをおすすめしています。

理由は電話サポートがあることです。
契約や設定で困ったときに、お客様ご自身で問い合わせができる環境は、今回のような事態を経験された方にとって重要だと考えています。

契約は必ずお客様ご自身の名義で行ってください。
制作会社の名義で契約すると、同じことが繰り返されます。

サイトを維持するか、作り直すか

止まっているサイトを動く状態に戻すことと、これから5年使うサイトを作ることは、別の作業です。

ホームページの印象を決めるのは、実際にはデザインそのものよりも写真と文章です。
5年前の写真、5年前の情報のまま復旧しても、期待した成果にはつながりにくいのが実情です。

急ぐ必要はありません。
仮のページで営業を止めずにおいて、本体はゆっくり考える。それで十分間に合います。

支払いについて、確認しておきたいこと

ホームページの話とは別に、支払いの状況も確認しておくことをおすすめします。

大阪弁護士会の告知によれば、今回の件では契約の「組み直し」に関する相談が多く寄せられているとのことです。

通帳で確認できること
■ ホームページ関係の引き落としが、1か月に2件以上ないか
■ 契約を組み直した場合、古い契約の引き落としが止まっているか
■ 振込をしていた場合、振込先の口座名義が法人名になっているか

「一本化できます」「負担は変わりません」と説明を受けて契約を組み直したものの、古い契約が残ったまま新しい契約が上乗せされているという例が報告されています。

また、契約書の住所欄・電話番号欄に、店舗(会社)と自宅が入れ替えて記載されているケースもあるとのことです。
どちらもご本人のものであるため、気づきにくい点です。

これらは制作会社が判断できる事柄ではありません。
該当しそうな場合は、弁護士へご相談ください。契約書は原本を保管し、処分しないでください。

法的なご相談について

残っているローンの支払い、債権届出、契約の取り扱いなど、法律に関わるご相談は弁護士へお願いします。

あそびラボは制作会社であり、法律相談はお受けできません。
破産手続きに関する代行(債権届出、管財人とのやりとり、書類作成)も承っておりません。

2026年8月31日に実施された「トレンドメイク被害110番」は終了しており、当日の専用ダイヤルはつながりません。

ただし、大阪弁護士会は今後、弁護団の結成も視野に実態調査を進める方針であることが報じられています
相談件数の積み重ねが実態把握の材料になるため、まだどこにも相談していない方は、いまの段階で連絡しておく意味があります。

本件に関するお問い合わせは、大阪弁護士会 人権課(06-6364-1227)が窓口として案内されています。

相談前に用意しておくとよいもの
■ 通帳、または口座の利用明細
■ トレンドメイク社との契約書
■ 信販会社・リース会社との契約書、請求書
■ 契約を組み直した方は、組み直す前の古い契約書も
■ 破産管財人から届いた通知書類
■ 契約時に受けた説明のメモ(いつ、どこで、誰から、どんな説明を受けたか)

※ 書類がすべて揃わなくても相談は可能です

大阪弁護士会 総合法律相談センター ▶

あそびラボでお手伝いできること

あそびラボがお引き受けするのは、ドメインを取り戻した後のことです。

料金(税別)
■ 無料相談(オンライン30分) 無料
■ 現状診断 15,000円
■ 仮サイト設置(1ページ) 50,000円
■ 独自ドメインメールの開設 30,000円
■ ドメイン移管作業 20,000円
■ サイト制作 別途お見積り
■ 保守(任意) 月15,000円〜

※ ドメイン移管作業は、仮サイト設置またはサイト制作をご依頼の場合、無料で承ります
※ 診断後にご依頼いただいた作業費から、診断費用(15,000円)を差し引きます
※ お問い合わせフォームが必要な場合は、オプションで追加できます
※ 新規ドメインの取得費用は実費のみ頂戴します
お約束していること
■ 分割ローン・長期契約はありません。必要な作業だけ、その都度のお支払いです
■ サーバー・ドメインは、お客様ご自身の名義でご契約いただきます
■ 診断のみで終了していただいて構いません。報告書はそのまま他社様へお渡しいただけます
■ ご相談・お打ち合わせはすべてオンラインで承ります
■ 既存サイトのデータは使用せず、新しく制作します。管財人へのデータ移管手続き(1ドメインにつき11万円)は必要ありません

診断を有償にしているのは、独自システムや古いサーバー環境の場合、調べてみないと正確な見積もりが出せないためです。
その場の印象で安い金額を提示して、後から追加請求をするようなことはしたくないと考えています。

出版社の仕事から10年以上、400サイト以上を手がけてきました。
業種ごとに何が効くのかを、実際の運用結果から判断しています。

まずは現状をお聞かせいただくところから、お気軽にご相談ください。

※ 本記事は2026年9月3日時点の情報をもとに作成しています。管財人の告知内容は変更される場合がありますので、手続きの際は必ず最新の情報をご確認ください。

どの制作会社を選べばいいかわからない…そんなお悩みをお持ちの方へ あそびラボでは無料相談を承っています。お見積りのセカンドオピニオンもお気軽にどうぞ。無料で相談してみる

この記事を書いた人

株式会社あそびラボ
代表取締役:神田 貴司

講談社などの出版社から美容、スポーツ、習い事、クリニック、お寺、さまざまな業種のホームページ制作に10年以上携わり、400サイト以上のホームページ制作実績を持つ。
サブスク型・一括制作の両方のメリット・デメリットを熟知した上で、お客様にサイトの所有権が残るWordPress一括制作を推奨。SEO設計から公開後のアクセス解析まで一貫してサポートする体制で、「問い合わせにつながる」サイト制作を提供している。
WordPressのカスタマイズとSEO対策を強みに、成果の出るホームページ制作を提供している。