SEO講座
インタースティシャル広告とは?意味とペナルティリスク
インタースティシャル広告について説明するケロ。
インタースティシャル広告ってどんな広告ですか?
インタースティシャル広告とは?
インタースティシャル広告とは、ページを表示した直後や離脱する際に、画面の全部や一部を覆うように表示される広告を指します。
メインコンテンツよりも手前に表示されるため、強制的に読ませるような表示になります。
どうしても警告しないといけない注意喚起の時以外は、ユーザビリティを妨げる大きな要因になります。
ページを見たいのに、または、ページから離脱したいのに広告が挟み込まれたり、画面を覆ったりするインタースティシャルを使っているページは、ユーザビリティを損ねるものとGoogleは強く考えているため、インタースティシャルを用いているページは検索順位にも悪影響を与えます。
現在は容認している部分もありますが、2021年5月からは厳しくするようです。
(それまでに対応してねという感じで、2020年5月にアナウンスしています。)
↓こんな感じで、ページを隠すように表示される広告を見たことがありませんか?
こういった広告をインタースティシャル広告と言います。
よく見かけるインタースティシャル広告は、アプリのインストールや会員登録などへの誘導だと思います。
ページを離脱しようとする時に、会員登録を無理矢理させようとする広告やサイトは、私はかなり苦手です・・・
インタースティシャルのペナルティリスク
Googleの今後の動きとして、インタースティシャルを表示するページのランキングを下げるアルゴリズムの導入があります。
サイトへの会員登録や、アプリのインストールを誘導するインタースティシャルを表示するページの評価を下げる取り組みをGoogleはすでに導入していますが、今後はより厳しい評価と検索順位を下げる要因にする予定です。
コンテンツにアクセスしづらくなったり、ユーザーの使い勝手を妨害するほど過度なインタースティシャルを用いているサイトが、ペナルティ対象になるようです。
コンテンツにアクセスしにくくなるインタースティシャルの例として、Googleは以下の手法を紹介しています。
①検索結果からページに移動した直後、またはページの閲覧中に、メインのコンテンツを覆い隠すようにポップアップで広告等を表示する。
②インタースティシャル広告を閉じないと、ページにアクセスできないようにしているページ。
その他、ユーザーの利便性を考慮せず、強制的に広告をアピールするページなど。
評価下落にならないインタースティシャル
インタースティシャルは「悪」と考えられるかもしれませんが、正しく使用している物に関しては、検索順位を下げる要因にはなりません。
①法律上の必要性に基づいて表示されるようなインタースティシャル。
(Cookieの使用に関するアラート、年齢確認など)
②一般公開されていないコンテンツを有するサイトが表示するログイン ダイアログ。
メールサービスのように個人的なコンテンツが含まれる、有料のコンテンツであるためインデックス登録できない等。
③画面スペースから見て妥当な大きさで、簡単に閉じることのできるバナー。
その他のデメリット
スマホサイトで特に多いのですが、インタースティシャルの広告を閉じるボタンが小さい場合など、ユーザーが誤って広告をクリックしてしまう恐れがあります。
そういった意図していない誤操作をしやすいサイトは、ユーザーに嫌悪感や多大なストレスを与えてしまい、あなたの商品やサービス、企業イメージまで悪くなってしまいます。
特にスマホの画面全部を覆ってしまうようなインタースティシャル広告は、時として貴社サイトのページを「モバイルフレンドリーでない」と判断するため、サイトの評価が著しく下がる恐れがあります。
たった一度のペナルティを受けるだけで、これまでホームページのSEO対策に費やしてきた時間と労力がすべて無駄になってしまいます!
悪質と判断されたペナルティは犯罪の前科と同じで、あなたのドメインにずっと消えない前科を刻み込みますT T
SEO対策というだけでなく、常にユーザーやお客様のことを第一に考えたページ制作を心掛けて頂けると嬉しいです。
押し売りなんかしなくても、良い商品とページを作っていれば必ず売れるケロよ~!