【PHPをバージョンアップしたい】
→ テスト環境で検証して安全にアップデート
お客様の課題
お客様のWordPressサイトでは、PHPのバージョンが7.4と古い状態でした。
WordPressの管理画面でも「PHPバージョンのアップデートを推奨」とアラートが表示されているため、以下の不安から対応を躊躇されていました。
・お問い合わせフォームが動かなくなったらどうしよう
・安易にアップデートして、何か問題が起きたら困る
このような不安から、アップデートを先延ばしにしている間に、セキュリティリスクやパフォーマンスの問題を抱え続けることになっていました。
現在のPHPバージョン:7.4
目標のPHPバージョン:8.3
CMS:WordPress
サーバー環境:さくらサーバー
カスタマイズ:カスタムフィールドを使用した独自実装あり
実施した対応
1. お客様の不安をヒアリング
まず、お客様の心配されていることを確認。
・お問い合わせフォームの動作
・カスタムフィールドで作成している独自機能
これらを重点的にチェックする方針を立てました。
2. テスト環境の構築
本番サイトに影響を与えないよう、あそびラボのテスト環境(さくらサーバー)に本番サイトのコピーを作成。
この環境で先にPHP 8.3へのアップデートを実施し、影響範囲を確認しました。
3. 詳細な検証作業で問題を発見
テスト環境で以下の項目を確認したところ、問題を発見。
・お問い合わせフォームの確認画面:一部表示されていない内容があった
・一部のページで表示崩れが発生
・カスタムフィールドで作成している部分が正しく表示されない
原因を調査したところ、一部の機能やカスタムフィールドのデータを取得する際の記述方法が、PHP 8.3の厳格な仕様に対応していないことが判明しました。
4. 修正対応を実施
テスト環境で以下の修正を実施。
・表示崩れが発生していたページのテンプレートファイルを調整
・修正後、再度全ページの表示確認を実施
すべての修正が完了し、正常な表示を確認できました。
5. 本番環境へのアップデート
テスト環境で問題がないことを確認した後、お客様に検証結果と修正内容をご報告。
ご承認いただいてから本番環境のPHPバージョンをアップデート。
同時に、修正したファイルも本番環境に反映しました。

アップデート後も、再度すべての機能をチェックし、正常に動作していることを確認しました。
解決後の状態
PHPバージョンアップデート完了後、以下のメリットが得られました。
・パフォーマンスの改善:ページの表示速度が向上
・表示崩れの解消:すべてのページが正常に表示されるように
・安心感:テスト環境で問題を事前に解決できたため、本番環境への影響なし
対応期間:約5営業日(テスト・修正期間含む)
難易度 :中〜高(カスタマイズ箇所の修正が必要)
費用 :35,000円(税別)
このケースから学べること
①テスト環境での検証が問題の早期発見につながる
今回、いきなり本番環境でアップデートしていたら、カスタムフィールドの表示崩れが発生し、お客様のサイトに影響が出ていました。
テスト環境で事前検証することで、問題を発見し、本番環境への影響を防ぐことができました。
②カスタマイズしているサイトは特に注意が必要
カスタムフィールドなど独自実装がある場合、PHPバージョンの変更で動作しなくなる可能性があります。
専門知識を持った制作会社に依頼することで、安全にアップデートできます。
③PHPバージョンアップは定期的に必要
古いPHPバージョンはセキュリティリスクが高く、サポートも終了していきます。
定期的なアップデートで、安全性とパフォーマンスを保つことが重要です。