【投稿ページの情報が突然消えた】
→ プラグイン更新の不具合を復旧
お客様の課題
「投稿ページの表示がおかしくなっている」というご連絡をいただきました。
具体的には、各投稿ページに表示していた情報(営業時間やアクセス情報など)が、ごっそり消えてしまっている状態でした。
・管理画面の編集画面でも入力欄が見当たらない
・いつから消えたのか分からない
お客様はブログの更新中に異変に気づかれたそうですが、いつからこの状態だったのか把握できず、とても不安に思われていました。
実施した対応
1. 原因調査
まず、何が原因で表示が消えたのかを調査しました。
・エラーログの確認
・データベースの状態を確認
調査の結果、プラグイン「Advanced Custom Fields(ACF)」のアップデートが原因であることが判明しました。
ACFとは、WordPressの投稿ページに独自の入力欄(カスタムフィールド)を追加できるプラグインです。
例えば「営業時間」「住所」「料金」など、テンプレートとして決まった項目を表示させたい場合に広く使われています。
今回は、ACFのバージョンが自動更新されたことで、設定していたカスタムフィールドのデータが管理画面から見えなくなり、サイト上の表示も消えてしまっていました。
なお、データ自体はデータベース内に残っていたため、情報が完全に失われたわけではありませんでした。
2. テスト環境での検証・復旧
本番サイトに影響を与えないよう、テスト環境を用意して検証を行いました。
【テスト環境での検証】
・本番サイトと同じ環境を複製し、テスト環境を構築
・ACFを更新前のバージョンに戻し、カスタムフィールドが復旧することを確認
・最新バージョンでの動作を検証し、フィールド設定の再構築が必要か判断
【本番環境への反映】
・テスト環境で確認した手順に沿って、本番サイトのACFを安全なバージョンに調整
・カスタムフィールドの表示が復旧したことを確認
・全ページの表示チェックを実施
3. 再発防止策
今回のトラブルは、プラグインの自動更新が原因でした。

WordPressにはプラグインを自動的に最新バージョンに更新する機能がありますが、今回のように更新によって不具合が発生するケースがあります。
そこで、以下の対策を実施しました。
・プラグインの更新は弊社がテスト環境で検証した上で実施する運用に変更
・定期的なバックアップ体制を再確認
結果
対応完了後、以下の状態になりました。
・投稿ページの表示が正常に戻った
・今後はプラグインの更新も安全に管理できる体制に
対応期間:2営業日
費用 :保守契約の範囲内で対応
お客様からは「消えたデータが戻ってきてホッとした。自動更新でこんなことが起きるとは知らなかった」とのお言葉をいただきました。
このケースから学べること
①プラグインの自動更新にはリスクがある
プラグインを常に最新に保つことは大切ですが、自動更新はトラブルの原因になることがあります。
特にサイトの表示に大きく関わるプラグインは、自動更新を無効にしておくのが安全です。
②異変に気づきにくいトラブルもある
今回のケースでは、サイトが真っ白になるような分かりやすいエラーではなく、一部の情報が静かに消えるという症状でした。
定期的にサイトの表示を確認する習慣や、保守サービスによるチェック体制があると安心です。
③データベースにデータが残っていれば復旧できる可能性がある
表示が消えても、データベース内にデータが残っていれば復旧できるケースは多いです。
慌ててプラグインを削除したり再インストールしたりせず、まずは専門家に相談することをおすすめします。