「5万円でHP制作」の裏側を解説!格安ホームページで失敗しない5つのチェックポイント
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選び方
「ホームページ制作5万円!」「初期費用0円!」
こうした広告を見て、「それなら安いし頼んでみようかな」と思ったことはありませんか?
しかし、格安ホームページ制作には見えにくいコストやリスクが潜んでいます。
制作費だけで判断した結果、「トータルで高くついた」「集客にまったく役立たなかった」という声は少なくありません。
この記事では、400サイト以上の制作実績を持つあそびラボが、格安ホームページ制作の仕組みとリスクを解説し、失敗しないための5つのチェックポイントをお伝えします。
目次
格安HP制作でよくある3つの落とし穴
まずは、格安ホームページ制作でよく見られる失敗パターンを確認しましょう。
落とし穴① 「制作費」以外の費用が膨らむ
■ 制作費は安いが、月額の保守費・管理費が高額
■ ドメイン管理料・サーバー使用料が相場の何倍も請求される
■ 修正のたびに追加費用が発生する
■ SSL対応やメールアドレス取得にも月額費用がかかる
「5万円でHP制作」と聞くと非常にお得に感じますが、制作費を安く見せて、毎月の管理費で利益を出すというビジネスモデルが一般的です。
たとえば、以下のようなケースがあります。
■ HP制作(3〜5ページ):5万円
※ただし画像・テキストは依頼者が用意
■ ドメイン管理料:5,000円×12ヵ月= 6万円
■ サーバー使用料:1万円×12ヵ月= 12万円
■ 保守契約:2万円×24ヵ月= 48万円(前払い)
→ この時点で合計71万円
さらに追加で…
■ SSL対応:月額300円×12= 3,600円(本来は無料で設定可能)
■ メールアドレス取得:月額300円×12= 3,600円(本来は無料で設定可能)
制作費は5万円でも、トータルでは70万円以上になることがあります。
依頼者から受け取ったテキストや画像をテンプレートに流し込むだけなので、実際の制作作業は1〜3日程度。
それでこれだけの費用がかかるのは、冷静に考えると割高です。
落とし穴② 集客・売上につながらない
■ テンプレートにテキストを流し込むだけで、構成やライティングの工夫がない
■ SEO対策がされておらず、検索しても表示されない
■ スマホで見づらい、読み込みが遅い
■ デザインが安っぽく、信頼感が伝わらない
優良なWeb制作会社は、デザインだけでなく構成・ライティング・導線設計まで考えてプロが制作します。
マーケティングが得意な会社であれば、キャッチコピーの提案や売り方のアドバイスまでしてくれます。
一方、格安制作では素人が考えたテキストをそのまま載せるだけ。
見た目は整っていても、「問い合わせにつながるサイト」にはなりにくいのが現実です。
落とし穴③ サポートがなく放置される
■ 初回の打ち合わせ以降、相談に乗ってもらえない
■ 修正依頼をしても対応が遅い、または追加費用がかかる
■ 公開後のアクセス解析や改善提案は一切なし
■ 「充実のサポート!」をうたっていても、別途費用が必要
格安で受注する以上、1社あたりに時間をかけていては利益が出ないため、大量に受注してサポートは最小限というのが実態です。
「作って終わり」のサイトでは、公開後に成果を改善することもできません。
失敗しない5つのチェックポイント
では、格安ホームページ制作で失敗しないためには、何を確認すべきでしょうか?
依頼前にチェックすべき5つのポイントを解説します。
チェック① 「トータルコスト」で比較する
制作費だけでなく、1年間・3年間のトータルコストで比較することが重要です。
格安制作会社の場合
制作費は安いが、毎月のドメイン・サーバー・保守費が高く、3年間でトータル100万円を超えることも
一般的な制作会社の場合
制作費は30〜80万円だが、保守費は月5,000〜1万円程度。
3年間トータルで50〜100万円程度
制作費の安さだけで判断すると、長期的にはかえって高くつくことがあります。
- 見積もり時に確認すべき項目
- ■ 制作費(初期費用)の内訳
■ 月額費用(保守・管理・サーバー・ドメイン)の内訳
■ 契約期間と途中解約した場合の費用
■ 修正・更新の都度費用がかかるか
■ 解約後にサイトのデータを引き渡してもらえるか
チェック② 制作体制とクオリティを確認する
格安制作の多くは、コスト削減のために1人が複数の役割を兼任しています。
本来、ホームページ制作には以下のスタッフが必要です。
■ Webディレクター(構成・進行管理)
■ Webデザイナー(デザイン制作)
■ HTMLコーダー(コーディング)
■ チェック担当(品質管理)
1人が兼任する場合、専門職としての品質には限界があります。
弊社でも1つのサイトにつき4〜6名体制で制作しており、人件費だけで軽く100万円を超えるのが実情です。
■ 給与:25万円×4名 = 100万円
■ 社会保険料など:10〜20万円
■ デザインソフト使用料(人数分):約3万円
■ 素材サイト利用料:数万円/月
→ 4名で1ヵ月かけて制作するだけで、100万円以上の経費がかかります。
「5万円で制作」だと大赤字。つまり、どこかでコストを削っているということです。
- クオリティを見極めるポイント
- ■ 制作実績を確認し、実際のサイトを見る
■ テンプレートか、オリジナルデザインかを確認
■ テキスト・構成は制作会社が考えてくれるか
■ スマホ対応(レスポンシブ)は標準対応か
■ 制作に何名が関わるかを確認
チェック③ 契約条件と解約リスクを確認する
格安制作会社の中には、長期契約の縛りや、解約時の高額な違約金を設定しているケースがあります。
■ 2〜3年の長期契約が前提で、途中解約は違約金が発生
■ 解約するとサイトが消える(データを引き渡してもらえない)
■ ドメインの所有権が制作会社にあり、移管できない
■ サーバーも制作会社管理で、乗り換えができない
- 契約前に必ず確認すること
- ■ 最低契約期間は何年か?
■ 途中解約した場合の違約金はいくらか?
■ ドメインの所有権は誰にあるか?
■ 解約後にサイトデータ(HTML、画像等)を引き渡してもらえるか?
■ サーバーを自分で契約・移管することは可能か?
特に「ドメインの所有権」と「解約後のデータ引き渡し」は必ず確認しましょう。
これがないと、制作会社を変えたくなった際にゼロからやり直しになります。
チェック④ 倒産・廃業リスクを想定する
格安で請け負っている制作会社は、利益率が低いため、経営基盤が不安定なケースが多いのが現実です。
もし制作会社が倒産した場合、以下のようなリスクがあります。
■ ある日突然、自社サイトが表示されなくなる
■ メールアドレスが使えなくなる
■ ドメインやサーバーの管理情報が分からず、復旧できない
■ サイトのデータが取り出せない
■ ドメインは自社名義で取得する(制作会社に任せきりにしない)
■ サーバー契約の管理情報を自社で把握しておく
■ サイトのバックアップデータを定期的にもらう
■ WordPressなど汎用性の高いCMSで制作してもらう
→ 万が一の際にも、別の制作会社に引き継ぎやすくなります。
チェック⑤ 「高すぎる会社」にも注意する
「格安が危険なら、大手に頼めば安心」と思うかもしれません。
しかし、高額=高品質とは限らないのが現実です。
大手制作会社の場合、多くの営業スタッフの人件費や立派なオフィスの家賃などの経費をまかなうために、受注した案件を子会社や下請けに安く外注しているケースがあります。
依頼者が支払う金額
→ 300万円
実際に制作する下請け会社への発注額
→ 30万円
差額の270万円は、営業人件費・オフィス賃料・管理費などに充てられます。
つまり、制作クオリティは30万円相当ということもあり得るのです。
- 高額な制作会社のチェックポイント
- ■ 実際に制作するのは自社か、外注か?
■ 制作チームと直接やり取りできるか?
■ 見積もりの内訳は明確か(「ディレクション費」が異常に高くないか)?
■ 過去の制作実績のクオリティは価格に見合っているか?
失敗しない制作会社の見極め方
安すぎる会社も高すぎる会社もリスクがあるなら、どうすれば良い制作会社を見つけられるのでしょうか?
ポイントは「中堅どころで、規模に見合った制作費の会社」を探すことです。
制作実績を確認する
制作実績ページを確認し、自社と同じ業種・規模の実績があるかチェックしましょう。
- チェックポイント
- ■ 実績サイトを実際にアクセスして確認できるか
■ どんなコンセプトで制作したか説明があるか
■ デザインの質は信頼感があるか
■ スマホ対応がしっかりしているか
見積もりの内訳を比較する
複数の制作会社から見積もりを取り、内訳を比較しましょう。
- 見積もり比較のポイント
- ■ 制作費(初期費用)と月額費用を分けて比較
■ 「一式○○万円」ではなく、項目ごとの内訳があるか
■ ページ数・機能に対して適正な価格か
■ 1年間、3年間のトータルコストで比較する
公開後のサポート体制を確認する
サイトは公開してからが本番です。
運用・改善をサポートしてくれるかも重要な判断基準です。
- 確認すべきこと
- ■ 保守費用と対応内容が明確か
■ テキスト修正や画像差し替えの対応範囲
■ アクセス解析レポートの提供
■ SEO対策・改善のアドバイスがもらえるか
■ 相談しやすい窓口(電話・メール・チャット)があるか
まとめ
格安ホームページ制作で失敗しないためのチェックポイントをまとめます。
- 5つのチェックポイント
- 1. トータルコストで比較する
2. 制作体制とクオリティを確認する
3. 契約条件と解約リスクを確認する
4. 倒産・廃業リスクを想定する
5. 高すぎる会社にも注意する(外注構造、見積もり内訳の透明性)
ホームページは、事業の成長を支える大切な投資です。
制作費の安さだけで選ぶのではなく、「トータルコスト」「クオリティ」「サポート体制」のバランスで判断しましょう。
「安かろう悪かろう」で後悔するくらいなら、最初から信頼できる制作会社に相談することが、結果的に最もコストパフォーマンスの高い選択です。
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