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相談が増える弁護士事務所のホームページとは?

更新日:

選び方制作のポイント

相談が増える弁護士事務所のホームページとは?

弁護士事務所を開業したものの、「ホームページを作ったけど問い合わせが来ない」「ポータルサイト頼みの集客から脱却したい」といった悩みを抱えている先生は少なくありません。

法律事務所のホームページは、相談者との最初の接点であり、「この先生に相談したい」と思わせる重要なツールです。
しかし、専門性が伝わらなかったり、相談へのハードルが高く感じられたりと、せっかくのホームページが機能していないケースが多く見られます。

この記事では、400サイト以上の制作実績を持つあそびラボが、弁護士事務所のホームページ制作で失敗しない5つのポイントを解説します。

弁護士事務所のWebサイトでよくある3つの課題

まずは、弁護士事務所のWebサイトでよく見られる失敗パターンを確認しましょう。

課題① 専門性が伝わらず、他の事務所との違いが見えない

■ 「離婚から相続、企業法務まで幅広く対応」という漠然としたアピール
■ 取扱分野が多すぎて、何が得意なのか分からない
■ 「真面目に対応します」「誠実に向き合います」だけでは差別化にならない
■ 経歴や資格の羅列だけで、人柄や強みが伝わらない

弁護士数は年々増加しており、競争は激化しています。
「真面目」「誠実」は弁護士として当然の前提条件であり、差別化にはなりません。

離婚専門、相続専門、交通事故専門など、専門分野を絞り込んでいる事務所の方が「この分野ならこの先生」と選ばれやすい傾向があります。

課題② 相談者の不安に寄り添った情報提供ができていない

■ 専門用語が多く、一般の方には理解しにくい
■ 「どんな悩みを解決してくれるのか」が分かりにくい
■ 相談の流れや費用の目安が分からない
■ 「弁護士に相談する」こと自体へのハードルが高い

弁護士に相談する方の多くは、人生で初めて法律問題に直面しています。
離婚、借金、交通事故、相続トラブルなど、深刻な悩みを抱えている相談者の不安を和らげる情報提供が重要です。

課題③ 問い合わせへの導線が弱い

■ サイトに訪れる人はいるが、問い合わせにつながらない
■ 問い合わせフォームが分かりにくい、入力項目が多すぎる
■ 電話番号が目立たない、受付時間の記載がない
■ 「初回相談無料」など、最初の一歩を踏み出しやすい仕組みがない

相談者は「弁護士に相談するのは大げさかも」「費用が高そう」と不安を感じています。
「初回相談無料」「まずはお気軽にご相談ください」など、相談のハードルを下げる仕組みがないと、問い合わせにつながりません。

失敗しないための5つのポイント

では、弁護士事務所のホームページ制作で失敗しないためには、どんなポイントを押さえるべきでしょうか?

ポイント① 専門分野を明確に打ち出す

弁護士事務所のホームページで最も重要なのは、「何が得意なのか」を明確にすることです。

【専門分野の絞り込み方】

 個人向け分野:離婚・男女問題、相続・遺言、交通事故、債務整理・自己破産、刑事事件、労働問題など
 企業向け分野:企業法務、契約書作成・リーガルチェック、労務問題、M&A、知的財産、債権回収など
 特殊分野:医療過誤、建築紛争、IT・ネットトラブル、外国人問題など

【専門性の打ち出し方】

 得意分野を明記:「離婚問題専門」「交通事故被害者専門」「相続トラブル専門」など
 対象顧客を明記:「女性のための離婚相談」「中小企業経営者向け」「被害者側専門」など
 対応エリアを明記:「〇〇区エリア密着」「東京都全域対応」「オンライン相談可」など

【具体的な訴求例】

■ 「離婚問題 年間相談件数200件以上」
■ 「交通事故 慰謝料増額実績 累計〇億円」
■ 「相続トラブル 解決実績500件以上」
■ 「債務整理 相談者の98%が生活再建に成功」

数字や実績で具体的に示すことで、信頼感と説得力が増します。

【差別化ポイントの例】

■ 初回相談無料、相談時間無制限
■ 土日・夜間対応可能、当日相談OK
■ 着手金無料、完全成功報酬制
■ 女性弁護士在籍、女性専用相談窓口
■ 元検察官、元裁判官の経験を活かした対応
■ 弁護士×税理士のダブルライセンス
■ 多言語対応(英語、中国語など)

ポイント② 費用体系を明確に提示する

弁護士費用の透明性は、問い合わせ率に直結します。
「目安」でも良いので、費用情報を掲載しましょう。

【費用表示の方法】

 相談料
例:初回相談無料、2回目以降 30分5,500円(税込)

 離婚問題の費用
例:着手金22万円〜、報酬金22万円〜(協議離婚の場合)

 交通事故の費用
例:着手金無料、報酬金は獲得額の11%〜(成功報酬制)

 相続問題の費用
例:遺産分割調停 着手金33万円〜、報酬金は経済的利益の11%〜

 債務整理の費用
例:自己破産 33万円〜、個人再生 44万円〜(実費別)

【費用ページの構成例】

1. 相談料の説明(初回無料かどうか)
2. 分野別の費用目安(着手金、報酬金)
3. 費用に含まれるサービス内容
4. 別途かかる実費(印紙代、郵送費、交通費など)
5. お支払い方法(分割払い、クレジットカード対応など)

【注意点】

■ 「〜」を使って幅を持たせる(案件の難易度で変動するため)
■ 「詳細はご相談時にお見積りします」と添える
■ 実費が別途かかることを明記
■ 分割払い対応があれば明記(特に債務整理)

ポイント③ 弁護士の顔と人柄を見せる

弁護士は、相談者の人生に深く関わる仕事です。
「この先生なら信頼できそう」「相談しやすそう」と思わせることが、問い合わせにつながります。

【弁護士紹介で伝えるべきこと】

 顔写真:笑顔で親しみやすい表情、プロカメラマンに依頼
 経歴:学歴、司法修習期、弁護士登録年、所属弁護士会
 職歴:検察官、裁判官、企業法務などの経験があれば記載
 専門分野:得意分野、注力している分野
 メッセージ:「なぜ弁護士になったのか」「どんな想いで仕事をしているか」
 趣味・人柄:親近感を持ってもらうために、趣味や休日の過ごし方も

【複数弁護士がいる場合】

■ 各弁護士の顔写真、経歴、専門分野
■ 担当分野(例:離婚担当、企業法務担当)
■ 一言メッセージ
→「どんな先生が対応してくれるのか」が分かると安心感が増します

【事務所の雰囲気を伝える】

■ 事務所の外観・内観写真
■ 相談室の写真(落ち着いた雰囲気、プライバシーが守られる空間)
■ アクセス情報(最寄駅、駐車場の有無)
■ 清潔感、落ち着いた雰囲気が伝わる写真を掲載

ポイント④ 相談者の悩みに寄り添ったコンテンツを充実させる

相談者は「自分の悩みを解決してくれるか」を知りたがっています。
専門用語を避け、相談者目線で分かりやすく説明しましょう。

【分野別ページの構成ポイント】

(1)離婚問題ページ
■ こんなお悩みはありませんか?(チェックリスト形式)
■ 離婚の種類と流れ(協議離婚、調停離婚、裁判離婚)
■ 財産分与、慰謝料、養育費の相場
■ 親権を獲得するためのポイント
■ 当事務所の強み、解決事例

(2)交通事故ページ
■ 交通事故に遭ったらまずやるべきこと
■ 保険会社との交渉で注意すべきこと
■ 慰謝料の計算方法、増額のポイント
■ 後遺障害等級認定のサポート
■ 弁護士費用特約の使い方

(3)相続問題ページ
■ 相続発生後の流れと期限
■ 遺産分割でもめやすいポイント
■ 遺留分侵害額請求とは
■ 相続放棄の手続きと期限
■ 遺言書作成のすすめ

(4)債務整理ページ
■ 借金問題は必ず解決できます(励ましのメッセージ)
■ 任意整理、個人再生、自己破産の違い
■ それぞれのメリット・デメリット
■ 家族や会社にバレずに解決できるか
■ 生活再建までの流れ

【解決事例の掲載】

■ 「離婚調停で財産分与〇〇万円を獲得」
■ 「交通事故の慰謝料を〇〇万円増額」
■ 「複雑な相続トラブルを3ヶ月で解決」
→具体的な事例は説得力が増す(ただし、守秘義務に配慮した抽象化が必要)

ポイント⑤ 問い合わせへの導線を最適化する

サイトに訪れた相談者をスムーズに問い合わせへ誘導することが重要です。

★問い合わせ導線の設計ポイント

(1)どのページからでも問い合わせできる導線

■ ヘッダーに「無料相談予約」「お問い合わせ」ボタンを常時表示
■ 電話番号を大きく表示し、スマホでタップできるように
■ ページ下部にも問い合わせボタンを配置
■ 目立つ色(緑、オレンジなど)で瞬時に見つけられるように

(2)相談のハードルを下げる

■ 「初回相談無料」「相談だけでもOK」を明記
■ 「依頼するかどうかは相談後に決めていただけます」
■ 「秘密厳守」「ご相談内容は外部に漏れません」と明記
■ 「弁護士に相談するのは大げさかも…と思っている方もお気軽に」

(3)問い合わせ方法の選択肢を充実

■ 電話(番号をタップで発信)
■ 問い合わせフォーム(24時間受付)
■ メール
■ LINE(LINE公式アカウント)
■ オンライン相談(Zoom、Google Meetなど)
→相談者の好みに合わせて選べるように

(4)問い合わせフォームの最適化

■ 入力項目は最小限に(お名前、連絡先、相談内容の概要)
■ 必須項目を明確に
■ プライバシーポリシーへのリンク
■ 送信後の自動返信メール
■ スマホで入力しやすいUI

(5)受付時間・対応時間を明記

■ 電話受付時間(例:平日9:00〜18:00)
■ 土日・夜間対応の可否
■ 当日相談、即日対応の可否
■ メール・フォームは24時間受付、返信は翌営業日中

弁護士事務所の制作に強い制作会社の見極め方

弁護士事務所のWebサイトは、一般企業のサイトとは異なる専門知識が必要です。
制作会社を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

士業の制作実績があるか

制作実績ページを確認し、弁護士事務所や士業(税理士、社労士、司法書士など)の実績があるかチェックしましょう。

実績があれば、士業特有のニーズや課題を理解しています。

チェックポイント
■ 制作したサイトを実際に見ることができるか
■ どんなコンセプトで制作したか説明があるか
■ 信頼感・専門性を重視したデザインになっているか
■ 問い合わせ導線がしっかり設計されているか

弁護士特有のニーズを理解しているか

弁護士事務所のWebサイトには、特有のニーズがあります。

確認すべきこと
■ 専門分野の打ち出し方を提案できるか
■ 相談者の不安を和らげるコンテンツ提案ができるか
■ 費用表示の工夫ができるか
■ 問い合わせ率を高める導線設計ができるか
■ 弁護士広告規程への配慮ができるか

SEO対策の知識があるか

弁護士事務所のWebサイトは、SEO対策が集客に直結します。

確認すべきこと
■ 「地域名 + 弁護士」「分野名 + 弁護士 + 地域名」での上位表示実績
■ コンテンツSEOの提案ができるか
■ Googleビジネスプロフィール(MEO)の設定サポート
■ アクセス解析、効果測定の実施

公開後の運用サポート体制

サイトは公開してからが本番です。
運用サポートが充実しているかも重要なポイントです。

サポート内容の確認
■ 保守費用の明確さ
■ コラム記事の更新代行
■ アクセス解析のレポート提供
■ SEO対策のアドバイス
■ 定期的な改善提案

制作時に押さえるべき実践的なポイント

最後に、実際にWeb制作を依頼する際に押さえておくべきポイントをご紹介します。

競合調査の重要性

制作を始める前に、必ず近隣の競合事務所のサイトを調査しましょう。

調査のポイント
■ 同じエリア、同じ専門分野の競合事務所 3〜5社
■ 良いと思う点、改善が必要と思う点をリストアップ
■ 費用表示の有無、表示方法を確認
■ コンテンツの見せ方、問い合わせ導線を比較
■ 自事務所の差別化ポイントを明確にする

これらの情報を制作会社と共有することで、より効果的なサイトが作れます。

ターゲット顧客層の明確化

「どんな相談者に来てほしいか」を明確にすることで、サイトの方向性が定まります。

ターゲット設定の例
■ 離婚を考えている女性(離婚問題)
■ 交通事故の被害に遭った方、そのご家族(交通事故)
■ 親の相続で兄弟ともめている方(相続問題)
■ 借金問題を抱えている個人(債務整理)
■ 契約書のチェックが必要な中小企業経営者(企業法務)
■ 逮捕された家族がいる方(刑事事件)

ターゲットによって、デザインのトーン、使う言葉、訴求ポイントが変わります。

コンテンツの充実

弁護士事務所のWebサイトは、コンテンツの充実が集客に直結します。

充実させるべきコンテンツ
(1)コラム・ブログ
■ 法律問題の解説(離婚時の財産分与、交通事故の示談交渉など)
■ よくある質問への回答
■ 法改正情報
■ 手続きの事例紹介
→SEO対策にもなり、専門性をアピールできる

(2)解決事例(※守秘義務に配慮)
■ 「離婚調停で有利な条件を獲得した事例」
■ 「交通事故の慰謝料を大幅に増額した事例」
■ 「複雑な相続トラブルを円満に解決した事例」
→具体的な事例は説得力が増す(ただし、特定されない程度に抽象化)

(3)よくある質問(FAQ)
■ 「初回相談は本当に無料ですか?」
■ 「弁護士費用はどのくらいかかりますか?」
■ 「相談したら必ず依頼しないといけませんか?」
■ 「家族や会社に知られずに相談できますか?」
■ 「土日や夜間の相談は可能ですか?」
→相談者の不安を先回りして解消

撮影・素材準備で気をつけること

サイトのクオリティを左右するのが写真素材です。

撮影時の注意点
■ 弁護士・スタッフの写真はプロカメラマンに依頼
■ 親しみやすさと信頼感のバランスを意識
■ 事務所の写真(外観、内観、相談室)
■ 落ち着いた雰囲気、清潔感が伝わる写真
■ 自然光を活かした撮影
■ 相談風景の写真(演出でOK)も効果的
素材の準備
■ 弁護士登録証、専門資格の証明書
■ 経歴書
■ 分野別の実績データ
■ メディア掲載歴があれば、その記事データ
■ 書籍執筆、セミナー講師実績

公開後の効果測定

サイトは公開してからが本番です。
定期的に効果を測定し、改善していきましょう。

測定すべき指標
■ アクセス数(訪問者数、ページビュー数)
■ 問い合わせコンバージョン率
■ どのページがよく見られているか
■ どこから流入しているか(検索、Googleマップ、ポータルサイトなど)
■ スマホとPCの比率
■ 直帰率、平均滞在時間
■ 「地域名 + 弁護士」「分野名 + 弁護士」での検索順位
改善のサイクル
1. データを分析
2. 課題を発見(例:特定の分野ページの離脱率が高い)
3. 改善案を実施(例:ページの内容を充実、導線を見直し)
4. 効果を測定
5. さらなる改善へ

このPDCAサイクルを回すことで、サイトの効果を最大化できます。

まとめ

弁護士事務所のホームページ制作で失敗しないためのポイントをまとめます。

重要なポイント
1. 専門分野を明確に打ち出す(得意分野を絞り込む)
2. 費用体系を明確に提示する(目安でも良いので掲載)
3. 弁護士の顔と人柄を見せる(信頼感・親しみやすさの醸成)
4. 相談者の悩みに寄り添ったコンテンツを充実させる(専門用語を避け分かりやすく)
5. 問い合わせへの導線を最適化する(初回相談無料、相談方法の充実)

弁護士事務所のWebサイトは、単なる情報提供の場ではなく、相談者との信頼関係を築く最初の接点です。
専門分野をしっかり打ち出し、相談者目線の分かりやすいサイトを作ることで、問い合わせ増加につながります。

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この記事を書いた人

株式会社あそびラボ
代表取締役:神田 貴司

講談社などの出版社から美容、スポーツ、習い事、クリニック、士業、さまざまな業種のホームページ制作に10年以上携わり、400サイト以上のホームページ制作実績を持つ。
税理士事務所、社労士事務所、行政書士事務所、ファイナンシャルプランナーなど士業・コンサルタントのホームページ制作を多数手がけ、専門性を引き出すコンテンツ企画と、問い合わせにつながる導線設計を強みとする。
WordPressのカスタマイズとSEO対策を強みに、成果の出るホームページ制作を提供している。