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愛犬・愛猫の"かかりつけ"に選ばれる動物病院サイトの作り方

公開日:

選び方制作のポイント

愛犬・愛猫の"かかりつけ"に選ばれる動物病院サイトの作り方

「ホームページを作ったのに新規の来院が増えない」「近隣に新しい動物病院ができて、患者さんが流れてしまった」——そんなお悩みを抱える院長先生は少なくありません。

飼い主さんにとって、動物病院選びは「大切な家族の命を預ける」重大な決断です。
だからこそホームページは、「ここなら安心して任せられそう」と思ってもらうための最初の接点になります。

この記事では、400サイト以上の制作実績を持つあそびラボが、愛犬・愛猫の"かかりつけ"に選ばれる動物病院サイトの作り方を解説します。

動物病院のWebサイトでよくある3つの課題

まずは、動物病院のWebサイトでよく見られる失敗パターンを確認しましょう。

課題① 飼い主さんの不安が解消されない

■ 診療内容の説明が専門用語ばかりで分かりにくい
■ 院長・獣医師の顔写真がなく、人柄が伝わらない
■ 「うちの子の症状でも診てもらえるの?」が判断できない
■ 初診の流れや持ち物、費用の目安が書かれていない

ペットの体調が悪いとき、飼い主さんは大きな不安を感じています。
「この先生に大切なうちの子を任せて大丈夫か」「どんな治療をしてくれるのか」を慎重に判断しています。

しかし、ホームページに獣医師の顔が見えなかったり、診療内容が分かりにくかったりすると、飼い主さんは不安を感じて他の動物病院を探してしまいます。
特に初めて来院する方にとって、動物病院の雰囲気や獣医師の人柄は「ここに連れて行こう」と決める最大の判断材料です。

課題② 予約・来院につながらない

■ サイトに訪れる人はいるが、予約や問い合わせが少ない
■ 電話番号が目立たない、スマホでタップできない
■ 診療時間・休診日の情報が見つけにくい
■ Web予約システムがない、または使いにくい

飼い主さんは「今すぐ診てほしい」と思って検索しているケースが多く、予約方法が分かりにくければ、その場で離脱して別の動物病院に流れてしまいます

特にスマホで検索している飼い主さんにとって、電話番号がタップで発信できなかったり、予約フォームが複雑だったりすると、予約の機会損失に直結します。
動物病院は「急な体調不良」での来院が多いため、スムーズな導線設計がクリニックや歯科医院以上に重要です。

課題③ 獣医療広告ガイドラインへの配慮不足

■ 「必ず治ります」「最高の技術」など、誇大な表現を使っている
■ 飼い主さんの体験談を広告的に利用している
■ 他院と比較して「当院が優れている」と表現している
■ 費用の広告表示が不適切

獣医療法第17条では、獣医師や動物病院の技能・療法・経歴に関する広告が制限されています。
2024年4月には獣医療法施行規則が改正され、広告できる範囲と条件が見直されました。

なお、ホームページ自体は原則として広告規制の対象外です。

この規制が直接関わるのは、リスティング広告(Google広告など)やバナー広告、SNSで不特定多数に向けて病院名が特定できる形で発信する場合です。

ただし、ホームページであっても虚偽誇大な内容や他院との比較表現は「厳に慎むべき」とされています。
広告を出す予定がない場合でも、「必ず治る」「地域No.1」といった表現は避けておくのが安心です。

"かかりつけ"に選ばれるための4つのポイント

では、飼い主さんから「かかりつけ動物病院」として選ばれるためには、どんなポイントを押さえるべきでしょうか?

ポイント① 飼い主さんの不安を解消する情報設計

飼い主さんが知りたい情報を、分かりやすく提供することが重要です。

(1)診療内容を分かりやすく紹介

■ 対象動物を明記(犬・猫だけでなく、うさぎ、ハムスター、鳥などのエキゾチックアニマルにも対応しているか)
■ 診療科目ごとに詳しいページを用意(一般診療、予防医療、外科、歯科、皮膚科など)
■ 「こんな症状のときはご相談ください」と飼い主さん目線で表現
■ 専門用語を避け、平易な言葉で説明

例:「下痢や嘔吐が続く」「食欲がなくぐったりしている」「皮膚を掻きむしる」など、飼い主さんが気づく症状から受診を促す表現が効果的です。

(2)獣医師・スタッフ紹介を充実させる

■ 院長の顔写真(笑顔で、できれば動物と一緒に)
■ 経歴、専門分野、保有資格を明記
■ 「なぜ獣医師になったのか」「どんな診療を心がけているか」などのメッセージ
■ 動物看護師やトリマーなどスタッフの紹介も充実させる
■ 獣医師・看護師・トリマーなど専門スタッフの人数も記載すると、病院の体制が伝わりやすい

「この先生なら安心してうちの子を任せられそう」と思わせることが最も重要

(3)初診の流れを丁寧に説明

■ 予約から受診、会計までの流れを図解
■ 「保険証」「ワクチン接種歴」「お薬手帳」「これまでの検査結果」など持ち物を明記
■ 初診にかかる時間の目安
■ 初診料の目安(目安を記載するだけでも飼い主さんの安心感が大きく変わります)
■ 「キャリーに入れてご来院ください」「犬はリードをお願いします」など来院時の注意事項

(4)よくある質問(FAQ)で不安を先回り

■ 「予約なしでも診てもらえますか?」
■ 「駐車場はありますか?何台停められますか?」
■ 「ペット保険は使えますか?」
■ 「犬と猫を一緒に連れて行っても大丈夫?」
■ 「夜間や休日に具合が悪くなったら?」
→飼い主さんの不安を先回りして解消することが、来院のハードルを下げます

ポイント② 緊急対応・夜間対応の情報を明確に

動物病院がクリニックや歯科医院と大きく異なるのが、「緊急時の対応」が飼い主さんにとって極めて重要という点です。

(1)夜間・時間外対応の有無を明示

■ 時間外対応が可能な場合は、連絡先と対応時間を大きく表示
■ 対応できない場合は、近隣の夜間救急動物病院の情報をリンク付きで掲載
■ 「まずはお電話でご連絡ください」など、連絡手順を明記

→夜間救急の情報を掲載すること自体が飼い主さんからの信頼につながります。自院で対応できなくても、「いざというとき頼れる病院」として印象が残ります。

(2)急患への対応方針を伝える

■ 「急患の方は診療時間中であればお電話ください」
■ 「緊急度によって診察の順番が変わる場合があります」
■ 対応可能な緊急処置の内容(応急処置、緊急手術の可否など)

(3)休診日・臨時休診の発信

■ 休診日カレンダーをトップページに掲載
■ 臨時休診の情報はお知らせ欄で即時更新
■ GW・年末年始・お盆などの特別診療スケジュールを事前告知

ポイント③ 予約・問い合わせ導線の最適化

サイトに訪れた飼い主さんをスムーズに予約・問い合わせへ誘導する設計が重要です。

★予約導線の設計ポイント

(1)どのページからでも予約できる導線

■ ヘッダーに「ご予約・お問い合わせ」ボタンを常時表示
■ 電話番号を大きく表示し、スマホでタップ発信できるように
■ ページ下部にも予約ボタンを配置
■ 目立つ色(緑、オレンジなど)で瞬時に見つけられるように

(2)予約方法の選択肢を用意

■ 電話予約(番号をタップで発信)
■ Web予約システム(24時間受付)
■ LINE予約(若い飼い主さんに人気)
■ 問い合わせフォーム
→飼い主さんの好みに合わせて選べるようにすることが大切

(3)Web予約システムの導入

■ 24時間いつでも予約できる利便性
■ スマホで簡単に予約できるUI
■ 予約確認メール・リマインドの自動送信
■ 犬・猫・その他の動物種別で予約を分ける工夫も

(4)診療時間・休診日を分かりやすく表示

■ トップページに診療時間の表を掲載
■ 午前・午後の診療時間、手術時間帯(対応不可の時間帯)を明記
■ 受付終了時間も明記(「受付は診療終了30分前まで」など)
■ 「犬」「猫」「エキゾチック」で診療曜日が異なる場合は明確に

ポイント④ 温かみのあるデザインと地域SEO

動物病院のWebサイトは、「清潔感」に加えて「温かみ」「親しみやすさ」を感じるデザインが求められます。

(1)院内・動物の写真を充実させる

■ 受付、待合室、診察室、手術室、入院室など院内の様子
■ 獣医師・スタッフが笑顔で動物と触れ合う写真
■ 清潔感が伝わる明るい写真
■ プロカメラマンに依頼して質の高い写真を

フリー素材ではなく、実際の院内写真を使うことが信頼感の鍵

(2)温かみと清潔感を両立するデザイン

■ 暖色系(ベージュ、オレンジ、グリーンなど)を基調にした配色
■ 動物のイラストやアイコンで親しみやすさをプラス
■ 文字サイズは大きめ(幅広い年齢層の飼い主さんに配慮)
■ ごちゃごちゃした印象を避け、余白を活かした落ち着いたレイアウト

(3)Googleマップ対策(MEO)の実施

■ Googleビジネスプロフィールに登録・最適化
■ 正確な情報(住所、電話番号、診療時間)を掲載
■ 院内写真、外観写真を充実させる
■ 口コミへの返信を丁寧に行う
「地域名 + 動物病院」の検索で上位表示を狙うことが新規来院の大きなカギ

(4)スマホ最適化は必須

■ レスポンシブデザイン対応(スマホ、タブレット、PCで最適表示)
■ 電話番号をタップで発信できるように
■ 予約ボタンを大きく、タップしやすい位置に
■ 読み込み速度を速く(表示が遅いと離脱率が上がる)

(5)アクセス情報を充実させる

■ Googleマップを埋め込み
■ 最寄り駅からの道順を写真付きで説明
■ 駐車場の有無、台数、大型車対応の可否を明記
■ 動物を連れて来院する際の注意事項(「キャリー必須」「リード着用」など)

動物病院に強い制作会社の見極め方

動物病院のWebサイトは、他の業種とは異なる専門知識が求められます。
制作会社を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

動物病院・医療系の制作実績があるか

制作実績ページを確認し、動物病院やクリニック、歯科医院などの医療系サイト制作実績があるかチェックしましょう。

実績があれば、飼い主さん目線の情報設計や、獣医療広告のルールを理解しています。

チェックポイント
■ 制作した動物病院サイトを実際に確認できるか
■ 温かみのあるデザインと清潔感を両立しているか
■ 予約導線がスムーズに設計されているか
■ スマホ対応がしっかりしているか

広告出稿時のガイドライン知識があるか

リスティング広告やSNS広告を出稿する予定がある場合は、獣医療法に基づく広告ルールを理解している制作会社を選びましょう。

確認すべきこと
■ 獣医療広告ガイドラインについて説明できるか
■ 2024年4月の法改正内容を把握しているか
■ 広告出稿時の表現チェックプロセスがあるか
■ リスティング広告やSNS運用のサポート実績があるか

予約システム・MEO対策の実績があるか

動物病院のWebサイトでは、予約システムの導入とMEO対策が来院数に直結します。

確認すべきこと
■ Web予約システムの導入実績があるか
■ LINE予約との連携経験はあるか
■ Googleビジネスプロフィールの最適化サポートがあるか
■ 「地域名 + 動物病院」での検索上位表示の実績があるか

公開後の運用サポート体制

動物病院のサイトは、休診情報の更新や季節ごとの予防情報の発信など、公開後の運用が特に重要です。

サポート内容の確認
■ 保守費用の明確さ
■ 診療時間変更、臨時休診などの更新対応
■ 季節ごとのお知らせ(フィラリア予防、ノミ・ダニ対策、熱中症注意など)更新サポート
■ アクセス解析レポートの提供
■ SEO・MEO対策のアドバイス

制作時に押さえるべき実践的なポイント

最後に、実際にWeb制作を依頼する際に押さえておくべきポイントをご紹介します。

競合調査の重要性

制作を始める前に、必ず近隣の競合動物病院のサイトを調査しましょう。

調査のポイント
■ 同じエリアの動物病院 3〜5院をチェック
■ 良いと思う点、改善が必要と思う点をリストアップ
■ 対応動物(犬猫のみ?エキゾチックアニマル対応?)の違いを確認
■ 予約システムの有無、使いやすさを比較
■ 自院の差別化ポイントを明確にする(夜間対応、専門分野、設備など)

これらの情報を制作会社と共有することで、より効果的なサイトが作れます。

ターゲットとなる飼い主さんの明確化

「どんな飼い主さんに来てほしいか」を明確にすることで、サイトの方向性が定まります。

ターゲット設定の例
■ 犬・猫の一般診療(地域のかかりつけとして幅広く対応)
■ エキゾチックアニマル対応(うさぎ、ハムスター、フェレット、鳥など)
■ 高度医療(CT・MRI完備、専門的な外科手術に対応)
■ 予防医療重視(ワクチン、健康診断、デンタルケアなど)
■ シニアペットのケア(慢性疾患管理、ターミナルケア、往診対応)

ターゲットによって、デザインのトーン、使う言葉、訴求ポイントが大きく変わります。

撮影・素材準備で気をつけること

動物病院のサイトクオリティを左右するのが写真素材です。

撮影時の注意点
■ 獣医師・スタッフの写真はプロカメラマンに依頼
■ 笑顔で動物と触れ合う自然な表情を撮影
■ 院内の写真(受付、待合室、診察室、手術室、入院室など)
■ 動物が落ち着いた状態で撮影できるよう配慮
■ 飼い主さんのペットを撮影する場合は必ず許可を取る
■ 動物が怖がらないよう、フラッシュは使わない
素材の準備
■ 獣医師免許証、専門医認定証などのデータ
■ 対応している診療内容の詳細資料
■ 設備・医療機器のカタログやスペック
■ これまでの実績データ(開業年数、年間診療件数など)
■ 動物に関するコラム、飼育アドバイスなどの原稿(あれば)

公開後にやるべきこと

サイトは公開してからが本番です。
定期的に効果を測定し、改善していきましょう。

測定すべき指標
■ アクセス数(訪問者数、ページビュー数)
■ 予約・問い合わせコンバージョン率
■ どのページがよく見られているか
■ どこから流入しているか(検索、Googleマップ、SNSなど)
■ スマホとPCの比率
■ 「地域名 + 動物病院」での検索順位
運用で大切なこと
■ 休診情報やお知らせをこまめに更新する
■ 季節ごとの予防情報(フィラリア、ノミ・ダニ、熱中症など)を発信
■ Googleビジネスプロフィールの口コミに丁寧に返信
■ SNS(Instagram、Facebookなど)で院内の日常を発信
■ データ分析→改善を繰り返し、サイトの効果を高めていく

まとめ

愛犬・愛猫の"かかりつけ"に選ばれる動物病院サイトのポイントをまとめます。

重要なポイント
1. 飼い主さんの不安を解消する情報設計
2. 緊急対応・夜間対応の情報を明確に
3. 予約・問い合わせ導線の最適化
4. 温かみのあるデザインと地域SEO

動物病院のWebサイトは、飼い主さんが「大切な家族の命を預ける場所」を選ぶための重要な判断材料です。
獣医療広告のルールを守りながら、飼い主さんの不安に寄り添った分かりやすいサイトを作ることで、「かかりつけ」として選ばれる動物病院を目指しましょう。

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この記事を書いた人

株式会社あそびラボ
代表取締役:神田 貴司

講談社などの出版社から美容、スポーツ、習い事、クリニック、士業、さまざまな業種のホームページ制作に10年以上携わり、400サイト以上のホームページ制作実績を持つ。
ペットサロン、動物病院などペット関連業種のホームページ制作も手がけ、かわいい写真の見せ方と予約につながる導線設計を強みとする。
WordPressのカスタマイズとSEO対策を強みに、成果の出るホームページ制作を提供している。