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WordPressのアップデート費用は5万?30万?
放置リスクと金額が変わる要因

更新日:

相場

・WordPressのバージョンが古いまま放置している
・制作会社からアップデートを勧められたけど、費用感が分からない

そんな不安を感じている事業者の方は、少なくありません。

WordPressやPHPのアップデートは、セキュリティ対策やサイトの安定運用に不可欠な作業です。

しかし、放置した年数やサイトの構成によって費用に大きな差が出るため、「いくらが妥当なのか」が分かりにくいのが実情です。

この記事では、400サイト以上の制作実績を持つあそびラボが、WordPressアップデートの費用相場と、金額が変わる要因を分かりやすく解説します。

WordPressやPHPのアップデートを放置するとどうなる?

まずは、アップデートを放置した場合に起きるリスクを確認しましょう。

「動いているから大丈夫」と思っていても、見えないところでリスクが蓄積しています。

リスク① セキュリティの脆弱性が放置される

WordPressは世界で最も利用されているCMSであり、その分攻撃者のターゲットになりやすいのが現実です。

古いバージョンには既知の脆弱性が残っているため、アップデートしないままでいると不正アクセスやサイト改ざんの被害に遭うリスクが高まります。

実際に、アップデートを怠ったWordPressサイトが改ざんされ、フィッシング詐欺サイトへの誘導に悪用されるケースも多数報告されています。

被害に遭った場合、自分が「被害者」であると同時に、知らぬ間に「加害者」になってしまう危険性があります。

リスク② サイトの表示崩れ・機能停止

古いPHPバージョンのまま放置していると、新しいプラグインやテーマとの互換性が失われ、ある日突然画面が真っ白になったり、レイアウトが崩れることがあります。

特にPHP 7未満の環境では、対応するプラグインがどんどん減っています。

問い合わせフォームや予約システムなど、集客に直結する機能が動かなくなるリスクもあります。

リスク③ SEOへの悪影響

古いPHPバージョンは、サイトの表示速度を低下させます。

Googleはページの読み込み速度を検索順位の評価要因としているため、表示が遅いサイトは検索結果で不利になります。

また、ハッキングされたサイトはGoogleから「危険なサイト」としてフラグが立てられ、検索結果に警告表示が出て、一気にアクセスが激減することもあります。

リスク④ 復旧費用はアップデート費用の何倍にもなる

「アップデートにお金をかけたくない」と後回しにした結果、ハッキング被害に遭ってしまった場合、復旧費用は数万円〜数十万円にのぼるケースもあります。

加えて、サイト停止中の機会損失、情報漏洩時の対応コスト、信頼の毀損など、金銭面だけでは測れないダメージも発生します。

放置リスクのまとめ
■ 不正アクセス・サイト改ざんの被害に遭いやすくなる
■ フィッシング詐欺の踏み台にされ、加害者になるリスクも
■ プラグインやテーマが動かなくなり、サイト機能が停止
■ 表示速度低下によるSEO順位の悪化
■ ハッキング復旧費用はアップデート費用の何倍にもなる

アップデート費用の相場はどのくらい?

WordPress・PHPのアップデート費用は、サイトの状態や作業範囲によって大きく変わります。
ここでは、一般的な相場感をご紹介します。

費用の目安】

定期的にアップデートしている場合(軽微な作業)
1万円〜3万円程度
WordPress本体やプラグインのマイナーアップデートが中心。大きな不具合リスクが低く、作業も比較的シンプルです。

数年放置した場合(中規模の作業)
5万円〜10万円程度
テスト環境の構築、WordPress本体・PHP・プラグインのトータルアップデート、不具合対応までを含む費用感です。多くの中小企業サイトはこの価格帯に該当します。

5年以上放置・大規模サイトの場合(大規模な作業)
10万円〜30万円以上
PHPの大幅なバージョンアップ(例:PHP 5系→8系)、テーマやプラグインの互換性調査・修正、カスタマイズ部分の書き換えなどが必要になると、工数が大幅に増えます。

費用に差が出る要因とは?

では、なぜ同じ「WordPressのアップデート」でも5万円で済むケースと30万円かかるケースがあるのでしょうか?

費用に影響する主な要因を解説します。

要因① 放置した期間の長さ

アップデートを放置した期間が長ければ長いほど、WordPress本体・PHP・プラグインすべてのバージョン差が大きくなり作業の難易度と工数が上がります。

例えば、1〜2年の放置であれば比較的スムーズですが、5年以上放置している場合はPHPの世代が大きく変わっているため、プラグインやテーマの互換性に問題が出る可能性が高くなります。

放置期間と費用の目安
■ 1〜2年放置:比較的軽微
  → 数万円程度

■ 3〜5年放置:テスト環境必須
  → 5万円〜10万円程度

■ 5年以上放置:大規模対応
  → 10万円〜30万円以上

※サイトの規模・構成により変動します

要因② プラグインの数と種類

WordPressサイトにインストールされているプラグインの数が多いほど、互換性の確認・テスト・不具合対応の工数が増えます

特に注意が必要なのは以下のケースです。

■ プラグインが10個以上インストールされている
■ すでに開発が終了(更新停止)したプラグインを使っている
■ 有料プラグインのライセンスが切れていて最新版に更新できない

更新停止されたプラグインは代替プラグインへの移行が必要になることもあり、その分の作業費が追加されます。

要因③ テーマのカスタマイズ度合い

既製テーマをそのまま使っている場合と、独自にカスタマイズしている場合では、アップデート時の工数が大きく変わります。

テーマファイルを直接編集して機能を追加しているサイトは、PHPバージョンアップ時にエラーが出やすく、修正に専門知識と時間がかかります。

テーマに関する注意点
■ 子テーマを使わず親テーマを直接編集している → 修正工数が増加
■ テーマの開発元が更新を停止している → テーマ変更が必要になる可能性
■ 独自機能をfunctions.phpに大量追加している → 互換性テストに時間がかかる

要因④ PHPバージョンの差が大きい

WordPressはPHPというプログラミング言語で動いています。
PHPのバージョン差が大きいほど、アップデートの難易度は跳ね上がります

特にPHP 5系からPHP 8系への移行は、言語仕様自体が大きく変わっているため、テーマやプラグインのコードが動かなくなるケースが多発します。

この場合、コードの書き換えやプラグインの入れ替えが必要になり、費用が大幅に上がる要因となります。

要因⑤ テスト環境の構築が必要か

安全にアップデートを行うためには、本番環境とは別にテスト環境(ステージング環境)を構築し、事前に動作確認を行うのが基本です。

テスト環境の構築には追加の費用がかかりますが、本番サイトをいきなり更新して「画面が真っ白」になるリスクを防ぐためには欠かせない工程です。

テスト環境が特に重要なケース
■ 3年以上アップデートしていないサイト
■ ECサイトや予約システムなど、停止が許されないサイト
■ カスタマイズが多く、不具合が予測しにくいサイト

アップデートを依頼する際にチェックすべきポイント

制作会社や保守業者にアップデートを依頼する際、費用だけで選んでしまうとトラブルのもとになります。

以下のポイントを確認しましょう。

作業範囲を明確にする

「アップデート対応」と言っても、業者によって含まれる作業範囲が異なります。

見積もり時に確認すべき作業範囲
■ WordPress本体のアップデートは含まれるか
■ PHPのバージョンアップは含まれるか
■ プラグイン・テーマのアップデートは含まれるか
■ テスト環境の構築は含まれるか
■ アップデート後の不具合対応は含まれるか
■ バックアップの取得・保管は含まれるか

安い見積もりの場合、WordPress本体だけの更新でPHPやプラグインは対象外、ということもあります。
何が含まれていて、何が別料金なのかを必ず確認しましょう。

バックアップ体制を確認する

アップデート作業では、万が一のトラブルに備えて事前のバックアップが必須です。

■ バックアップはどの範囲(ファイル・データベース)を取得するか
■ 不具合が発生した場合、バックアップからの復元は対応可能か
■ バックアップの保管期間はどのくらいか

これらが見積もりに含まれているかどうかを確認してください。

不具合発生時の対応を確認する

アップデート後に不具合が発生した場合の対応は、業者によって対応が分かれます。

■ アップデート起因の不具合修正は料金に含まれるか
■ 追加費用が発生する場合の上限はあるか
■ 対応の期限(例:アップデート後30日以内など)はあるか

「アップデートしたら壊れた。追加で10万円かかります」というトラブルを避けるために、事前に取り決めておくことが大切です。

安すぎる業者には注意

クラウドソーシングなどで「WordPress更新5,000円〜」という料金を見かけることがありますが、安い料金には理由があります。

安すぎる場合に起きやすいリスク
■ テスト環境なしで本番をいきなり更新される
■ 不具合が出ても対応してもらえない(補償なし)
■ バックアップが取られていない
■ PHPやプラグインは対象外で、WordPress本体だけの更新

費用を抑えたい気持ちは分かりますが、ウェブサイトは事業の重要な資産です。
「安さ」よりも「安心して任せられるか」を基準に業者を選ぶことをおすすめします。

アップデート費用を抑えるためにできること

アップデート費用が高額になる原因の多くは「放置」です。
以下のポイントを意識することで、将来の費用を抑えることができます。

(1)定期的な保守契約を結ぶ

月額の保守契約を結んでおけば、WordPress本体やプラグインのアップデートが定期的に行われるため、大きなバージョン差が生まれにくくなります。

保守費用の相場は月額5,000円〜30,000円程度ですが、数年放置した後の一括アップデート費用と比べると、トータルコストは保守契約のほうが安くなるケースが大半です。

(2)使っていないプラグインを削除する

不要なプラグインが残っていると、アップデート時のテスト工数が増え、費用が上がります。
使っていないプラグインは「無効化」だけでなく「削除」しましょう。無効化しただけでは脆弱性のリスクが残ります。

(3)テーマのカスタマイズは子テーマで行う

テーマのカスタマイズは、親テーマを直接編集するのではなく、子テーマを使って行うのが基本です。
これにより、テーマのアップデート時にカスタマイズ部分が上書きされるリスクを防げます。

(4)早めに相談する

「まだ動いているから」と後回しにするほど、対応が大掛かりになり、費用も膨らみます。
制作会社から「アップデートを推奨します」と言われたら、まずは見積もりだけでも取ってみることをおすすめします。
費用感が分かるだけでも、判断材料になります。

まとめ

WordPressやPHPのアップデート費用について、要点をまとめます。

この記事のポイント
1. 放置するとセキュリティ被害・表示崩れ・SEO悪化のリスクがある

2. 相場は軽微なもの1〜3万円、数年放置5〜10万円、大規模10〜30万円以上

3. 費用は「放置期間」「プラグイン数」「テーマのカスタマイズ度」「PHPバージョン差」「テスト環境の必要性」で大きく変わる

4. 依頼時は作業範囲・バックアップ体制・不具合対応の3点を必ず確認する

5. 定期的な保守契約が、長期的に見て最もコストを抑えられる方法

「動いているから大丈夫」と思っていても、見えないところでリスクは蓄積しています。

アップデート費用は、サイトを守るための「投資」です。放置して大きな被害に遭う前に、早めの対応をおすすめします。

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この記事を書いた人

株式会社あそびラボ
代表取締役:神田 貴司

講談社などの出版社から美容、スポーツ、習い事、クリニック、お寺、さまざまな業種のホームページ制作に10年以上携わり、400サイト以上のホームページ制作実績を持つ。
業種ごとの集客課題を理解した上で、問い合わせや予約につながる導線設計を得意とする。
WordPressのカスタマイズとSEO対策を強みに、成果の出るホームページ制作を提供している。