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「サブドメインのHP」を別サーバーで運用する方法



サブドメインを別サーバーにしたい場面とは?
いろいろな理由でルートドメインのサイトと、サブドメインのサーバーを分けたい時がありませんか?
例えば、こんなケースです。
- サブドメインを別サーバーにしたいケース
- ・採用サイト(recruit.○○.com)だけ別のサーバーで運用したい
・ECサイト(shop.○○.com)だけ高性能なサーバーに置きたい
・テスト環境(test.○○.com)を別サーバーで用意したい
・サブドメインのサイトだけ別の制作会社に管理を任せたい
今回は、サブドメインのウェブサイトを他のレンタルサーバーに設定する方法を紹介します。
サブドメインとは?
サブドメインをわかりやすく説明すると、下記になります。
サブドメイン :sub.○○.com
ドメインの先頭に【好きな文字+「.」(ドット)】を付けたものがサブドメインです。
因みに「www.」もサブドメイン扱いになります。
- サブドメインの例
- ・recruit.asobi-lab.co.jp(採用サイト)
・shop.asobi-lab.co.jp(ECサイト)
・blog.asobi-lab.co.jp(ブログ)
・www.asobi-lab.co.jp(wwwもサブドメイン)
ドメインへのアクセスのしくみ
まずは(ブラウザで)ドメインにアクセスする仕組みを簡単に説明します。
ブラウザはルートドメイン/サブドメイン関係なく、ドメインのIPアドレスを調べて、そのIPアドレスのサーバーからサイトのデータを取得します。
- アクセスの流れ
- ①ブラウザが「○○.com」にアクセスしようとする
②ネームサーバー(DNSサーバー)に「○○.comのIPアドレスは?」と問い合わせる
③ネームサーバーが「IPアドレスは000.000.000.01だよ」と回答
④ブラウザがそのIPアドレスのサーバーにアクセス
⑤サーバーがサイトデータを返す
レンタルサーバーにドメインを設定すると、サーバー会社のネームサーバー(DNSサーバー)にドメインとIPアドレスの紐付けが登録されます。
ネームサーバーの設定は、お名前.comなどの「ドメイン管理会社」の管理画面で行います。
メイン・サブが同じサーバーの場合
通常、メインドメインとサブドメインは同じサーバーに向いています。

この場合、ネームサーバー上ではメインドメインもサブドメインも同じIPアドレス(同じサーバー)に紐付いています。
メイン・サブを別サーバーにする場合
ネームサーバー上のサブドメインのIPアドレスだけを別のサーバーのIPアドレスに変更することで、サブドメインを分離できます。

このとき、ネームサーバー自体は変更せず、「Aレコード」だけを設定するのがポイントです!
DNSレコードの種類
通常、ドメイン会社の管理画面でネームサーバーを設定すると、全てのレコードがそのサーバーに紐づきます。
細かく設定をしたい場合は、レコード(DNSレコード)ごとに個別に設定することができます。
DNSレコード設定でよく使うのは、下記の3つのレコードです。
- Aレコード(今回使う!)
- AレコードはAddressの頭文字から来ており、ドメインをIPアドレスに紐付けるレコードです。
「このドメインはこのIPアドレスのサーバーを見てね」という設定です。
- MXレコード
- MXレコードはMail Exchangeの略で、メールサーバーを指定するレコードです。
ドメインに紐づいたメールアドレスを使用する際に必要です。
- TXTレコード
- TXTレコードはTextの略で、ドメインに関連するテキスト情報を記載するレコードです。
SPFレコード(メール認証)やドメイン所有権の証明などで使用します。
今回はサブドメインだけ別サーバーに向けたいので、Aレコードを設定します。
サブドメインを別サーバーに向ける設定手順
設定の大まかな流れは下記の通りです。
- 設定の流れ
- ①変更先のサーバーでドメインを設定し、IPアドレスを確認する
②ドメイン管理会社の管理画面でAレコードを設定する
③反映を待つ(数時間〜最大72時間)
④SSL証明書を設定する
①変更先サーバーでの準備
まず、サブドメインを置きたい新しいサーバー側で準備をします。
2. サーバーのIPアドレスを確認してメモしておく
IPアドレスの確認方法は、サーバーの管理画面で確認できます。
わからない場合は、サーバー会社のマニュアルを確認してください。
②Aレコードの設定
ドメイン管理会社(お名前.com、ムームードメインなど)の管理画面で、DNSレコードを設定します。
タイプ:A
VALUE:新しいサーバーのIPアドレス(例:111.111.111.02)
※管理画面の表示はドメイン管理会社によって異なります。
③反映を待つ
DNSの設定変更は、反映されるまでに数時間〜最大72時間かかります。
反映されるまでの間、サイトが表示されなくなる場合があるので、アクセスの少ない時間帯に作業することをおすすめします。
④SSL証明書の設定
サーバーを変更すると、SSL証明書の再設定が必要です。
新しいサーバー側でSSL証明書を発行・設定してください。設定しないと「https://」でアクセスできず、ブラウザで警告が表示されてしまいます。
多くのレンタルサーバーでは無料SSL(Let’s Encrypt)が使えるので、管理画面から設定できます。
設定時の注意点
- 注意点
- ①ネームサーバーは変更しない
ネームサーバー自体を変更すると、メインドメインにも影響が出ます。今回はAレコードだけを設定してください。②反映に時間がかかる
DNS設定の反映には最大72時間かかることがあります。ミスをすると長時間サイトが表示されなくなるので、慎重に設定してください。③SSL証明書を忘れずに
サーバー変更後はSSL証明書の再設定が必要です。忘れると「保護されていない通信」と表示されます。④メールに注意
サブドメインでメールを使用している場合は、MXレコードの設定も確認してください。
まとめ
- この記事のポイント
- ・サブドメインだけ別サーバーに向けることは可能
・ネームサーバーではなく「Aレコード」を設定する
・反映には数時間〜最大72時間かかる
・SSL証明書の再設定を忘れずに


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