「価格」で比べられない工務店・リフォームのホームページ設計|信頼を伝える5つのポイント
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選び方
「相見積もりになると、いつも価格で負ける」
「施工事例をたくさん載せているのに、問い合わせが増えない」
工務店・リフォーム会社の経営者様から、こうしたご相談をいただくことがよくあります。
住宅の新築やリフォームは、多くの人にとって人生で数回しかない高額な買い物です。
だからこそ施主は慎重になり、必ず複数社を比較します。
そのとき判断材料が価格しかなければ、当然もっとも安い会社が選ばれます。
この記事では、400サイト以上の制作実績を持つあそびラボが、価格以外の判断材料を伝えるためのホームページ設計を5つのポイントで解説します。
目次
工務店・リフォーム会社のサイトでよくある3つの課題
まずは、この業界のWebサイトでよく見られる失敗パターンを確認しましょう。
課題① 施工事例が「作品集」になっている
■ 完成写真だけが並んでいて、どんな課題を解決したのか分からない
■ 費用が書かれていない
■ 工期や工事の範囲が不明
■ 施主がどんな人だったのかが見えない
施工事例は、この業界で最も見られるコンテンツです。
しかしきれいな写真を並べるだけでは、施主は「自分の家の場合はどうなるのか」を判断できません。
施主が知りたいのは「うちと似た条件の家が、いくらで、どう変わったのか」です。
そこが分からなければ、事例は眺めて終わりになります。
課題② 価格の手がかりがまったくない
■ 「まずはお見積もりを」としか書かれていない
■ 費用の目安がどこにもない
■ 何にいくらかかるのかの内訳が示されていない
「工事内容によって変わるから金額は出せない」という事情は理解できます。
しかし施主からすれば、予算感が分からない会社には問い合わせにくいのが実際のところです。
「聞いたら高額を提示されるのではないか」「断りにくくなるのではないか」という警戒心が働きます。
結果として、目安を示している他社に先に問い合わせが入ります。
課題③ 誰が担当するのか見えない
■ 会社概要に代表者名しか載っていない
■ 現場監督や職人の顔が見えない
■ 施工体制や自社施工か下請けかが不明
■ アフターフォローの説明がない
リフォームは、自宅に他人が出入りする工事です。
特に在宅工事の場合、「どんな人が来るのか」は価格と同じくらい重要な判断材料になります。
にもかかわらず、多くのサイトでは施工写真に人が写っておらず、誰が作業するのか分かりません。
価格以外で選ばれるための5つのポイント
では、相見積もりで価格だけを比べられないようにするには、何を伝えるべきでしょうか。
ポイント① 施工事例に「費用」と「課題」を書く
施工事例は、載せ方を変えるだけで営業ツールに変わります。
(1)1事例ごとに必ず入れるべき情報
■ 工事費用(総額または「〇〇万円台」の幅)
■ 工期
■ 建物の種類・築年数・広さ
■ 施工範囲(水回りのみ、内装全面など)
■ 施主が抱えていた課題
■ その課題をどう解決したか
→「築30年・戸建て・水回り full リフォーム・約320万円・工期3週間」まで書いて、初めて比較材料になります
(2)ビフォーアフターは同じアングルで
■ 施工前の写真を必ず撮っておく
■ 同じ位置・同じ画角で撮影すると変化が伝わる
■ 明るさを揃える
■ 部分的な写真だけでなく、部屋全体が分かる引きの写真も
施工前の写真は、工事が始まってからでは撮れません。
現地調査の時点で撮影を習慣にしておくことが重要です。
(3)条件で絞り込めるようにする
■ 戸建て/マンション
■ キッチン、浴室、トイレ、外壁、内装全面などの工事箇所
■ 予算帯(100万円未満、100〜300万円、300万円以上など)
■ 築年数
施主は「自分と似た事例」を探しています。
数十件の事例が一覧で並んでいるだけでは、目的の事例にたどり着けません。
- 施工事例で差がつく一工夫
- ■ 施主の言葉(お客様の声)を事例内に入れる
■ 担当者のコメントで「ここが難しかった」「こう工夫した」を書く
■ 想定外の追加工事が発生した場合、それも正直に書く
■ 図面や間取り図があれば併載する
ポイント② 価格の「目安」と「内訳」を示す
正確な金額が出せないのは当然です。
それでも、判断の手がかりを示すことはできます。
(1)工事箇所ごとの価格帯を掲載する
■ 「キッチン交換:80万円〜150万円」のように幅で示す
■ 「なぜ幅があるのか」を一言添える(グレード、配管移設の有無など)
■ 標準的なケースの内訳例を1つ載せる
(2)金額が変わる要因を説明する
■ 既存部分の状態(下地の傷み、シロアリ被害など)
■ マンションの管理規約による制約
■ 搬入経路の条件
■ 建物の構造(木造、鉄骨、RC)
→要因を先に説明しておくと、見積もりが高くなった際も納得を得やすくなります
(3)安い見積もりのリスクを説明する
価格競争から抜け出すには、「なぜ安い会社があるのか」を施主に理解してもらうことが有効です。
■ 必要な工程を省略している場合がある
■ 追加工事で最終的に高くなるケース
■ 保証やアフターフォローが含まれていない
■ 下請けへの丸投げで品質管理がされていない
ただし他社批判にならないよう、一般的な注意点として書くことが大切です。
「見積書のここを確認してください」という形にすると、誠実な印象になります。
この業界では相見積もりが当たり前です。「比較されないようにする」のではなく、「比較されたときに選ばれる材料を用意する」という考え方に切り替えると、サイトに載せるべき情報が見えてきます。
見積書の見方を解説するページを用意しておくと、施主は自然と自社の基準で他社を評価するようになります。
ポイント③ 「誰が施工するのか」を見せる
工事の品質は、最終的に人で決まります。
そこを伝えられる会社は多くありません。
(1)スタッフ紹介を充実させる
■ 現場監督、営業担当、職人の顔写真
■ 保有資格(一級建築士、施工管理技士、増改築相談員など)
■ 経験年数、得意な工事
■ 仕事で大切にしていること
(2)自社施工か協力会社かを明記する
■ どこまでを自社で行うのか
■ 協力会社に依頼する場合、どう品質を管理しているか
■ 長年付き合いのある職人であればその旨も
→隠すよりも、体制を正直に説明したほうが信頼につながります
(3)工事中の様子を見せる
■ 解体後の下地の状態
■ 断熱材や配管など、完成後は見えなくなる部分
■ 養生の様子
■ 現場の整理整頓
完成後には見えなくなる部分こそ、手を抜いていないことの証明になります。
ここは価格では表現できない差別化要素です。
ポイント④ 施主の不安を先回りして解消する
問い合わせをためらわせているのは、価格だけではありません。
(1)相談から完成までの流れを示す
■ 問い合わせ、現地調査、プラン提案、見積もり、契約、着工、完成、引き渡し
■ 各段階でかかる期間の目安
■ どの段階までが無料なのかを明記
■ 契約前に断れることを明示する
→「見積もりを取ったら断りにくい」という不安は、想像以上に大きな障壁です
(2)よくある質問で疑問をつぶす
■ 「工事中は家に居られますか」
■ 「近隣への挨拶はしてもらえますか」
■ 「一部だけの工事もお願いできますか」
■ 「補助金は使えますか」
■ 「ローンは組めますか」
■ 「工事が延びることはありますか」
(3)保証とアフターフォローを明記する
■ 保証期間と保証内容
■ 定期点検の有無と頻度
■ 不具合が出たときの連絡先と対応の流れ
■ 加入している保険(リフォーム瑕疵保険など)
- 住宅は「引き渡し後」が長い商品です
- 施主にとって、工事が終わってからの付き合いのほうがはるかに長くなります。
アフターフォローの体制を明記することは、「安いけれど工事後は連絡がつかない会社」との明確な違いになります。
実際に引き渡し後の点検や補修に対応した事例を載せられると、さらに説得力が増します。
ポイント⑤ 対応エリアと得意分野を明確にする
すべてを引き受けようとすると、かえって選ばれにくくなります。
(1)対応エリアを具体的に書く
■ 市区町村名を列挙する
■ 「〇〇市を中心に、車で30分圏内」など基準を示す
■ エリア外の場合の対応も書いておく
地域名は検索されるキーワードでもあります。「地域名+リフォーム」で見つけてもらうためにも、エリアの明記は必須です。
(2)得意分野を絞って打ち出す
■ 「戸建てのフルリフォームが得意」
■ 「マンションの水回り専門」
■ 「古民家再生」「二世帯住宅」「バリアフリー化」
■ 「築40年以上の住宅の耐震補強」
→絞ることで問い合わせが減るように思えますが、実際は「自分の希望に合う会社だ」と認識されて問い合わせの質が上がります
(3)MEO対策で地域検索に対応する
■ Googleビジネスプロフィールに正確な情報を登録
■ 施工事例の写真を定期的に追加
■ 口コミへ丁寧に返信する
■ 「地域名+リフォーム」「地域名+工務店」での上位表示を狙う
工務店・リフォームの制作に強い制作会社の見極め方
この業界のサイトは、施工事例の運用が成果を大きく左右します。
制作会社を選ぶ際は、以下をチェックしましょう。
施工事例を自分で追加・更新できる仕組みがあるか
施工事例は、工事のたびに増えていくコンテンツです。
更新のたびに制作会社へ依頼が必要では、運用が止まってしまいます。
- 確認すべきこと
- ■ 管理画面から事例を追加できるか
■ 工事箇所・予算帯・築年数などで絞り込める設計か
■ 写真の並べ替えやビフォーアフターの表示に対応しているか
■ スマホからでも更新作業ができるか
■ 更新方法のマニュアルやレクチャーがあるか
住宅・建築系の制作実績があるか
- チェックポイント
- ■ 制作したサイトを実際に見ることができるか
■ 写真が主役のサイトを設計した経験があるか
■ 施工事例の見せ方が整理されているか
■ スマホでの表示・操作性が考えられているか
地域SEO・MEOに対応できるか
工務店・リフォーム会社の集客は、地域検索が中心です。
- 確認すべきこと
- ■ 「地域名+リフォーム」での上位表示を意識した設計ができるか
■ Googleビジネスプロフィールの設定を支援してくれるか
■ 公開後のアクセス解析と改善提案があるか
公開後の運用サポート体制
- サポート内容の確認
- ■ 保守費用の内訳が明確か
■ 施工事例の追加を代行してもらえるか、その費用はいくらか
■ アクセス解析のレポート提供
■ 定期的な改善提案があるか
制作前に準備しておきたいこと
競合調査
- 調査のポイント
- ■ 同じエリアの工務店・リフォーム会社 3〜5社
■ 施工事例に費用を載せているか
■ 価格の目安を掲載しているか
■ スタッフの顔を出しているか
■ Googleマップでの表示順位と口コミ件数
■ 自社の差別化ポイントを言語化する
ターゲット層の明確化
- ターゲット設定の例
- ■ 築20〜30年の戸建てに住む50代夫婦(水回りの更新)
■ 中古マンションを購入した30代(リノベーション前提)
■ 親の介護を見据えた世帯(バリアフリー化)
■ 相続した実家の活用を考えている層
■ 新築を検討している子育て世帯
ターゲットによって、見せるべき事例も使う言葉も変わります。
写真・素材の準備
- 準備しておく素材
- ■ 施工事例のビフォーアフター写真(できるだけ多く)
■ 工事中の写真(下地、断熱材、配管など)
■ スタッフの顔写真とプロフィール、保有資格
■ 会社の外観、事務所、ショールームの写真
■ 過去の見積書(価格帯の目安を作るため)
■ 掲載許可を得たお客様の声
■ 建設業許可番号、加入保険の情報
特に施工事例の写真は、過去の工事分をできる限り集めておきましょう。
公開時点で事例が10件あるのと2件では、サイトの説得力がまったく違います。
公開後の効果測定
- 測定すべき指標
- ■ アクセス数(訪問者数、ページビュー数)
■ 問い合わせフォームの到達率と完了率
■ どの施工事例がよく見られているか
■ 流入経路(検索、Googleマップ、SNSなど)
■ スマホとPCの比率
■ 「地域名+リフォーム」での検索順位
よく見られている事例が分かれば、次に力を入れるべき工事の種類も見えてきます。
まとめ
価格以外の判断材料を伝えるための、5つのポイントをまとめます。
- 重要なポイント
- 1. 施工事例に費用・工期・課題を書き、条件で絞り込めるようにする
2. 価格の目安と内訳、金額が変わる要因を先に説明する
3. 誰が施工するのかを見せ、完成後に見えなくなる部分こそ公開する
4. 相談の流れ、保証、アフターフォローで不安を先回りして解消する
5. 対応エリアと得意分野を絞って明確に打ち出す
相見積もりは避けられません。
しかし価格以外の判断材料をサイト上で提示できていれば、比較の土俵そのものを変えることができます。
「安いから選ばれる」のではなく「この会社になら任せられる」と思ってもらう。
そのための情報が、施工事例にも、価格ページにも、スタッフ紹介にも詰め込めます。
サイト制作でお悩みの工務店・リフォーム会社様へ
「施工事例を載せているのに問い合わせにつながらない」
「価格をどこまで公開すべきか判断できない」
「事例を自分たちで追加できるサイトにしたい」
工務店・リフォーム会社のホームページは、施工事例の設計と情報の出し方で成果が大きく変わります。
■ 400サイト以上のホームページ制作実績
■ 施工事例を管理画面から自由に追加できるWordPress制作
■ 工事箇所・予算帯での絞り込み機能もご提案
■ 地域SEO・MEO対策を含めた集客設計
■ 公開後の更新・運用サポートも対応